(この記事には推してるようで推してないPRが多く含まれます)
昨今では増えに増えている電子書籍サイトで黎明期から日本の電子書籍を支えているサイト『Renta!』について思うがままにつらつらと書いてみようと思う。筆者は、大学入学後それまで抑圧されていた高校生活からの反動か、バイト代も自由に使える身となり家庭教師、焼肉屋ありとあらゆる場所で稼いだバイト代を漫画と当時流行っていた『ガールフレンド(仮)』というソシャゲに捧げた。それから15年以上(細かく書くと年齢がバレるので15年としておく)なんだかんだメインで使っている電子書籍サイトとしてRenta!を使い、現在では3900冊もRentaで購入しているヘビーユーザーである。
メインで使っている、ということはサブもたくさんあるわけで、とはいえなぜRenta!を使い続けているのか、一応長年の愛好家の観点からゆるりとレビューしてみたいと思う。
電子書籍戦国時代におけるRenta!の現在地点
筆者野球詳しくないけど、チャッピー(ChatGPT)に相談したらRenta!の位置付けは長嶋茂雄のような存在だそうだ。プロ野球黎明期から支え、今もなお象徴的な存在で現役で頑張っているそんなイメージだろうか。(知らんけど)
例え話は横に置き、昨今の電子書籍市場についてまとめたものがないかと調べてみたところ、インプレス総合研究所が、電子書籍ビジネス調査報告書2025を発表していた。
この報告書によると、2024年度の電子書籍市場規模は6700億円。毎年3~5%の勢いで伸びているようだ。電子書籍の売り上げの中で約87.7%がコミックの売上を占めており、我々の手のひらの命であるスマホで読もうとすると、活字よりも漫画の方が需要があるのだな、と納得なデータである。
ではここでRenta!の位置付けはどうだろう?本報告書によると2つの図表が明示されている。

【図表7. 利用している電子書籍サービスやアプリ名(複数回答、上位20位まで)】

【図表8. 利用している電子書籍サービスやアプリのうち購入・課金したことのあるサービスやアプリ(複数回答、上位20位まで)】
図表7と8の違いは、無課金ユーザーが利用しているサービス(図表7)と課金ユーザーが利用しているサービス(図表8)の違いだ。面白いことに、Renta!は図表7には全く名前が出てこず、図表8でようやく名前が出てきている。
わかる。Renta!は他のサービスに比べて無課金で読めるものが相対的に少ないだろう(逆を言えば他のサービスが大盤振る舞いすぎるのである)。一方で、それでもTHEアプリ勢(ピッコマやLINE)などとも戦いながらTOP20に残り続けているのだから、やはり長嶋茂雄なのかもしれない(知らんけど)。
Renta!の歴史:当時パピレスは腐女子ほいほいだった
パピレス、と聞いて耳がピクッと動く腐女子はいないだろうか。
そう、筆者がなぜそもそも15年以上前にRenta!を選んでいたかというと、母体のパピレスが腐女子向けにBL漫画を電子書籍化して多く販売してくれていたからである。また、当時はWeb広告でもなんか目を惹く腐女子向けのバナーを展開していたのがパピレスだったのである。誘蛾灯にふらふらと吸い込まれる蛾のように、まんまとパピレスという電子書籍プラットフォームに捕まったのである。
Renta!の母体は、株式会社パピレスである。昔はサイト自体の名前がパピレスだったが、今はRenta!になっていることから、いろいろあって万人受けするブランドを目指したのだろう。
株式会社パピレスの沿革を見てみると少し面白い。富士通株式会社のベンチャー育成系の支援制度の下で誕生したサービスで、歴史を遡ると1995年に設立されている。2000年問題が起きる前から電子書籍サービスをやっているのであるから、すごいものである。昨今では電子書籍と言われると我々の日常の一部ではあるが、当時のことを考えるとそもそも家庭に1台もパソコンがない時代。パソコンといえば会社二位ってワープロ打つ、そんな時代である。そんな頃から日本における電子書籍というサービスを世に送り出してきたのだからその功績は大きいだろう。
少し話が逸れるが、筆者が最近サブで使っている電子書籍としてはコミックシーモアがある。コミックシーモアに関しても老舗電子書籍サイトの1つであるが、こちらはNTTが沿革にあり2003年にサービスインしている。
話は戻って2007年、パピレスというサービス名から『電子貸本Renta!』と名前を変えてサービスを提供している。その後、今ではLINEやピッコマで主流となった縦にスクロールして読み込む『タテコミ』のサービスを展開してみたり、競合ひしめく電子書籍マーケットにおいて引き続き奮闘しているのである。
ただ、無料で漫画が読めることに慣れ親しんだ令和キッズやZ世代から見た時に、割引制度など札束で殴る経営戦略を取ってこなかったRenta!は物足りないらしく、今や無料前提プラットフォームの後を追いかけているそんな位置付けになっている、かもしれない。
自分語り:なぜ3900冊もRenta!で買っているのか

🔼2026年1月時点での筆者のRentaのライブラリ状況である。4000冊間近で、筆者自身もドン引きである。
なぜこんなにもRenta!に寄ったのか、第一の理由は単純でファーストプラットフォームがRenta!だったからに他ならない。
日本で電子書籍のユーザーボリュームが増えたのはやはりコロナの影響も大きかったのではないかと思う。当時の緊急事態宣言下で、DMMなどが一律で漫画50% OFFなるキャンペーンを行いユーザーを囲い込んだのは記憶に新しい。一般に書籍に関しては割引制度が適用されないところ、電子書籍の業界では、割引がきく構造になっており一気にユーザーが増えた印象だ。

【図表2. 電子書籍市場規模のジャンル別内訳】
先ほどの報告書絡みても、2019年度から2020年度の伸び率は大きいように思える。当時各社割引などが行われていたことも考えると、冊数などでカウントするとこの伸び率がより顕著に見えるかもしれない(とはいえ、電子書籍も形態が異なるので”冊数”という単位でデータ集計は難しいのだろうと思う)
筆者の話に戻れば、上記の図表の2015年度よりもさらに前からRenta!で漫画を購入しており、その時点で数百冊担っていたことを考えれば、DMMがどんなに安くサービス提供していても移りにくかった(とはいえ、波には乗っかりたかったのでえっちな本を買い漁ったけど)のである。
気がつけば、そのままずるずると、無料の1冊があれば読み続刊に課金し、仕事でストレスが溜まるとノールックで漫画を買い漁り、気がついたら冊数が積み上がっていた。
Renta!編集部こだわりの愛ある特集の数々
と、前章で「まぁ、なんとなく惰性で付き合ってますわー」、みたいなしょうもない田舎のヤンキーみたいなことを書いてみたのだが、筆者が毎度毎度Renta!に課金させられているきっかけはある。
Renta!編集部による特集ページの密度の濃さである。この特集ページは、AIには書けない。愛がないとここまでまとめられないだろうよ、と思わされる特集が高頻度で出てくるのがRenta!なのだ。
中でもおかしいのがBLの編集部である。本当におかしいのである。
みてほしい、このバナーの一覧を。
タイトルそしてバナーのセンスが一線を画しすぎている。おそらく、Renta!の編集部には変態的な文才とキャッチコピー力を持ったタレントがいるのだろう。ぜひそれぞれの特集の中身もボリュームがあるのでぜひ足を運んでみてほしい。
本当におかしい。変態的な企画力である。そして、この特集から無料で読み始めて続きが気になって課金。
ちゃりん💰ちゃりん💰ちゃりん💰
BLに限らず、女性向けの特集も面白いものは多い。
などなど。
(男性向けの特集は一般的なのでこういう特集に面白いと反応するのは女性が多いのかもしれない)
というわけで、Renta!編集部の熱い変態的な圧を感じながら、まんまとRenta!で3900冊への道を共に歩んだのである。筆者はRenta!からすると理想的な優良顧客のペルソナ像であろう。
決済UX:オートチャージの便利さ
もう一つなんだかんだいいサービスだな、と思うのが決済UXでのオートチャージである。
2000ポイントずつ自動でポイントチャージが行われるので、カートに入れて決済画面にいった時に「あ、ポイント不足してるな」となっても、そのまま決済実行すると2000ポイントが自動で決済されるのである。
他の電子書籍サービスではこうはいかないことが多い。いちいちクレカの認証コードを入れる、都度ポイントの課金を行うという2〜3手間ほどかかる印象だ。
それがオートチャージで済むのであるから、なまけものの自覚がある筆者にとっては、なんだかんだ利便性を感じてしまうサービスかもしれない。
とはいえ、筆者のこのスタンスも中々珍しい方であろう。経済合理性を考えれば、ポイントチャージによって多くの割引を得られる方を選択するのが多くの人間の行動パターンである。それをただ、「楽だから」と言って選択するタイプの人間がいないとは言わないが、多いともいえないだろう。筆者が稀有な方だと自覚しつつも、やっぱりでも「楽」なところはあるんだ、ということで。
まとめ:それでもRenta!は併用し続ける。愛すべきプラットフォーム
繰り返しになってしまうが、Renta!は他社サービスと比較して安さは推せないプラットフォームだろう。
課金前提で安さを取るならばコミックシーモアが一番割引レートは高いように思う(いつかシーモアでも1つ感想をまとめてみたいところだ)
ただ、老舗電子書籍のプラットフォーマーで働く編集部の熱い熱意があり、ふらふらと吸い寄せられる魅力のある愛すべきプラットフォームであることに変わりはない。
Renta!年間大賞や、各種特別特集が組まれる際に、作家陣が特別にRenta!向けに寄稿しているのをよく見かける。クリエイター、そしてクリエイターを支える各出版社の編集、漫画という世界に敬意を払う人たちがRenta!に対して共感を持ち共に仕事をしている証左だろう。
引き続き、Renta!には毎日アクセスして日々の疲れを癒されたいと思う。
TO:Renta!の偉い人。
お願いだ。安くしてくれ!!!!!!














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